“The Wall” (1979)
3月に海外出張に行った時の帰りの飛行機の中で、懐かしいTV番組に出会いました。映画を見終わって、もっと時間の短いプログラムはないかと探していたら、まず「孤独のグルメ」を見つけたので、すでに全エピソード視聴済みですが、松重豊さんが好きなのでさくっと見ました。その後、再び短いプログラムを探していたら、「ベストヒットUSAタイムマシンスペシャル」というのを見つけたので、さっそく見てみると、あの懐かしいLPジャケットがパタパタと倒れていくオープニングに、おなじみの曲(Vapour TrailsのDon’t Worry Babyという曲だそうです)が流れて、その後小林克也さんが登場。わっ、すごいおじいちゃんになってる!と正直びっくりしたのですが、そりゃそうです。私が中学生の時にこの番組が始まったのですから。自分も年をとったことを忘れて、小林克也さんをおじいちゃん扱いはひどい話ですね。
今、BS朝日で「ベストヒットUSA」を毎週放送しているのは知っていたのですが、一度も見たことがなかったので、てっきりその放映分をそのまま機内プログラムに使用しているのだろうと思ったのですが、後で調べてみると全日空機内向けに制作されているようです。私が見たときは80年代のビデオ、カルチャー・クラブ Culture Clubやシンディ・ローパー Cyndi Lauperなんかを流していたのですが、その中でも異色だったのが、ピンク・フロイドのAnother Brick In The Wallでした。そのプログラムの中で小林克也さんもおっしゃっていましたが、ピンク・フロイドはアルバム・オリエンティッドなバンドなので、シングルを出すつもりはなかったそうなのですが、当時のプロデューサーの勧めで発表するに至ったそうです。テーマはその頃イギリスで問題になっていた学校教育についてで、ビデオは、これまたSONY MUSIC TVで見た記憶がありますが、トラウマになりそうな怖さです。この曲はまた、私の大好きなLAのFMステーション、Jack FMでもよく流れていました。
もうひとつピンク・フロイドといえば思い出されるのは、ロンドンのバタシー発電所(Battersea Power Station)です。ピンク・フロイドの”Animals”というアルバムのジャケット写真に使われています。煙突が印象的な建物です。ロンドンのバタシーと聞いて私が一番に思い浮かべるのは、おそらく世界で一番古いアニマル・シェルターBattersea Dogs Home(現在はBattersea Dogs & Cats Homeに名称変更)なのですが、15年前にロンドンを訪れたときに、Victoria駅から電車に乗って見学に行ったことがあります。たった1駅の移動なのですが、その車中からバタシー発電所が見えるので、写真を何枚か取りました。今年の2月に仕事でロンドンに行ったときに、バタシー地区を車で通ったのですが、現在発電所は取り壊されて跡地に集合住宅を建設中でした。しかしあの有名な煙突だけは歴史的建造物として残されることになり、新しい建物の上に煙突が置かれる予定だと現地の方がおっしゃっていました。完成したら、ぜひ見たいものです。
ビートルズの映画、「Help!」にもバタシー発電所が出てくるそうなのですが、残念ながらはっきりとどのシーンか思い出せません。
コメントを残す