“Meat Is Murder” (1985)
アメリカは広大な国で、ニューヨークやサンフランシスコなどを除けば車が必需品となります。もちろん偉大なる田舎と呼ばれるロサンゼルスでは、本当に車がなければ生活できません。日本ではペーパードライバーだった私も、LAでは1年間の平均走行距離12,000マイルという生活を送っていました。運転中はもっぱら音楽を聴いていたのですが、時々CDをかける以外は、ほとんどFMラジオをつけっぱなしでした。LAは当然ながらアメリカの音楽の中心地のひとつなので、ラジオ局の数も多いです(少し周波数がずれると、ご陽気なマリアッチが流れてきたりしますが💦)。おそらくLAで一番人気のあるラジオ局は、今でもKIIS FM (102.7)でしょう。アメリカン・アイドルの司会者、ライアン・シークレスト Ryan SeacrestもDJのひとりですし、最新の音楽をどんどんプレイしています。私もプリセットの中に入れていましたが、正直あんまり好みではなかったです。私がよく聞いていたのは、次の4つのラジオ・ステーションです。
*Jack FM (93.1)
古い曲から新しい曲までジャンル関係なしの、私のiTunesみたいなラジオ局。
スローガンはplaying what we want
*MYfm (104.3)
流行りのtop40中心に、合間に80sや90sの曲がかかる。
オフィスでもOKのラジオ局。
*KOST (103.5)
アダルト・コンテンポラリー、ソフト・ロック中心のラジオ局。
毎年Thanksgiving前後から、1日中クリスマスソングばかりオンエア。
こちらもオフィスで好まれる。
*KLOS (95.5)
クラシック・ロックのラジオ局。
毎週日曜日の午前中は、Breakfast with the Beatlesという素敵なプログラムを放送。
この中でも特にJack FMとMYfmは本当によく聞いていました。 今年の3月初めに、仕事でLAとサンフランシスコに行く機会があり、帰国以来初めてのアメリカ訪問だったので、少しどきどきしていました。LAのホテルの周りは何もないところでしたので、実は部屋でテレビを見るのを楽しみにしていました。久々にローカルニュースを見てみると、アンカーやレポーターの人たちが、私がいた頃とまったく変わっていなくて、妙に安心しました。ちょっとこの人老けたかな?とかあら、この人出世したのね、と思うことはありましたが… 夜遅くなって、テレビも面白くなくなってくると、今度はラジオをつけてみました。もちろんJack FMから。相変わらず、playing what we wantで年代、ジャンルばらばらな曲が次々に流れてきます。その中で、以前からよくJack FMでは流れていましたが、私のiTunesには入っていなくて、久々に聴いた曲が2曲ありました。その1曲目が、ザ・スミス The SmithsのHow Soon Is Now? 初めて聴いたときは、イントロのギターが印象的で、オンエアされた時間をしっかり覚えておいて、家でJack FMのウェブサイトのplaylistを見てザ・スミスの曲だとわかりました。ザ・スミスはモリッシーとジョニー・マーの名前は知っているけれど、きちんと聴いたことがありませんでした。雑誌で言うとロッキング・オンとかでよく特集されている勝手なイメージです。ザ・スミスの活動期間が1982年から1987年なので、私的にはその頃のUKといえば、カルチャー・クラブ Culture Clubやデュラン・デュラン Duran Duranに夢中で、その後はU2なんかも聴き始めますが、ザ・スミスは大人なバンドの感じがしていました。Music Lifeの記事も読んだ覚えがありません。今でも人気のあるバンドなので、一度じっくり聴いてみたいとは思いますが…
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