“Information Society” (1988)
3月にアメリカに出張に行った際に、ラジオで久々に聴いて懐かしかった曲2曲目は、インフォメーション・ソサエティ Information SocietyのWhat’s on Your Mindです。80sを代表するone-hit wonder、一発屋なのかな。ビデオも典型的な80sの雰囲気です。でもサビの部分の覚えやすい歌詞といい、キャッチーなメロディーといい、確かに記憶に残りやすい曲であると思います。なのに意外にも、80sのコンピレーションCDなんかには入っていない曲のような気がします。
この曲が流行った1988年は大学2回生で、当時私はリスニングの勉強のため、ラジオのアメリカントップ40を毎週録音していました。3時間番組でしたが、カセットテープのマックス録音時間が120分のため、番組開始1時間後から録音をスタートさせていたように記憶しています。DJは初めケーシー・ケイサム Casey Kasemで、のちにシャドー・スティーブンス Shadoe Stevensに交代しました。日本側の解説はエイミーさんで、彼女の解説もとても勉強になり、いつか彼女のように英語を自由に話せるようになりたいと思っていました。What’s on Your Mindは、リアルタイムでチャートを上がっていくのを見守っていて、確かに流行ったなあという記憶はありましたが、アメリカに来てJack FMで再び聴くまではすっかり忘れられた曲でした。久々に聴くと、なぜか当時は感じることができなかった、クセになりそうな魅力がある曲です。
Jack FMは本当に私の琴線に触れるような曲をたくさん流しています。このラジオ・ステーションのおかげで、新たに良さを再発見したバンドやアーティストのなんと多いことか。おそらく私がLAに生まれ育っていたら、きっとJack FMに就職したいと思ったことでしょう。とにかく、このラジオ局は、“わかってる”のです。時々ウィングスWingsのMaybe I’m Amazedを流すのですが、絶対ライブ・バージョン。うん、この人たちはわかってるな、と納得。ソフト・ロック・ステーションのKOSTもこの曲を時々かけていましたが、いつもスタジオ・バージョンでした。それに、Jack FMはクイーンQueenのWe Will Rock Youを流した時は、95%以上の確率でその後すぐに、We Are The Championsを流します。もう、最高じゃないですか?We Will Rock Youを聴いたら自然とWe Are The Championsも聴きたくなるのは、私だけじゃないはずです。弟が出張でLAに来て、私の車で外出した時も、Jack FMの素晴らしさを力説しました。DJがいないので、基本、1日中音楽を流し続けています。こういうラジオ局っていうのは、日本では成立しないのでしょうね。
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